CDレビュー：ゲストの演奏が聴きどころ！ノーステキサス大学ウィンド・アンサンブル「フィエスタス」 - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press

WBP Plus!に登録した商品でレビューを書いたもののWind Band Pressで紹介していなかった商品がたまっていたので紹介していきます。

今回のレビューはマーク・カスタム (Mark Custom)から発売された、ニコラス・エンリコ・ウィリアムズ指揮、ノーステキサス大学ウィンド・アンサンブルのCD「フィエスタス（Fiestas）」です。

トランペットのジョン・ホルトとトロンボーンのトニー・ベイカー、マーク・デヴィッドソン、そしてソプラノにキャロル・ウィルソンをゲストに迎えたノーステキサス大学ウィンド・アンサンブルのCD。

バンドの演奏クオリティもそれなりに高いのですが、やはりこのCDの聴きどころはゲストの名手たちの演奏でしょう。（「ファンダンゴ」、「レッド・スカイ」、「おお、大いなる神秘」）

「ファンダンゴ」と「レッド・スカイ」ではジョン・ホルト、トニー・ベイカー、マーク・デヴィッドソが参加しているのですが、とにかくパワー全開、「ぬわーカッコイイ！」というパフォーマンスを聴かせてくれます。

「おお、大いなる神秘」は同じタイトルで何人かの作曲家がいますが、このCDに収録されているのはジェイムズ・サイラーによるものでソプラノと吹奏楽のための作品。これもまた美しく、作品の力強さがグッと伝わってきます。

バンドとしての聴かせどころは「メキシコの祭り」ということになるんでしょうが、これもソツなくこなしている印象です（この曲をソツなくこなすのは難しい・・・）。古い作品ですが定番でもあるので日本でももっと大学バンドあたりにチャレンジして欲しいなと思います。ニクソンもね。

にしてもジョン・ホルト、トニー・ベイカー、マーク・デヴィッドソンは凄いな・・・

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レビュー：梅本周平（Wind Band Press）

商品詳細は以下の通り。

■原題：Fiestas

■指揮者：ニコラス・エンリコ・ウィリアムズ（Nicholas Enrico Williams）

■演奏団体/演奏者：ノーステキサス大学ウィンド・アンサンブル（University of North Texas Wind Ensemble）
トランペット：ジョン・ホルト（John Holt）
トロンボーン：トニー・ベイカー（Tony Baker）
トロンボーン：マーク・デヴィッドソン（Mark Davidson）
ソプラノ：キャロル・ウィルソン（Carol Wilson）
ノーステキサス大学マリアッチ・アギラス（Mariachi Aguilas de UNT）

■レーベル：マーク・カスタム (Mark Custom)

■発売年：2019

■収録曲：

1. ファンダンゴ：ジョゼフ・トゥリン [6:58]
Fandango：Joseph Turrin

2. レッド・スカイ：アンソニー・バーフィールド [14:20]
Red Sky：Anthony Barfield

3. 太平洋の祭り：ロジャー・ニクソン [9:13]
Fiesta Del Pacifico：Roger Nixon

4. おお、大いなる神秘：ジェイムズ・サイラー [12:22]
O Magnum Mysterium：James Syler

メキシコの祭り：ハーバート・オーウェン・リード
La Fiesta Mexicana：H. Owen Reed
5. I. Prelude and Aztec Dance [9:09]
6. II. Mass [5:48]
7. III. Carnival [5:48]

8. カントリー・ガーデン（田舎の庭）：パーシー・オルドリッジ・グレインジャー（編曲：トム・クラーク） [2:16]
Country Gardens：Percy Aldridge Grainger (inst. Tom Clark）

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